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リンリンリン。 目覚まし時計が鳴る音。 私は重たい身体を起こして、目覚し時計を止めた。 久しぶりに自分の家で目覚める朝は悪くない。 今まではずっと病院のベッドの上で、あまり気分の良いものではなかった。 幸い夏休みはまだ一ヶ月ちょっと残っている。 私は何の気なしに自分の胸を触った。 うん、小さいけど確実にある。 やっぱり男だったときの記憶は夢か何かだったのだろう。 私は軽くため息をついた。
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