2772人が本棚に入れています
本棚に追加
/433ページ
リンリンリン。
目覚まし時計が鳴る音。
私は重たい身体を起こして、目覚し時計を止めた。
久しぶりに自分の家で目覚める朝は悪くない。
今まではずっと病院のベッドの上で、あまり気分の良いものではなかった。
幸い夏休みはまだ一ヶ月ちょっと残っている。
私は何の気なしに自分の胸を触った。
うん、小さいけど確実にある。
やっぱり男だったときの記憶は夢か何かだったのだろう。
私は軽くため息をついた。
最初のコメントを投稿しよう!