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朝は、こいつらの声で始まる。
鶏じゃない。犬と猫だ。
だけど、普通のではない。
「バウ、ガルル、ガウ!」
「ビミャアァァ、フゥゥ…」
何事か、て思うだろ?
でも、これ、ただ単に腹が減ってるだけなんだ。
餌やり当番は俺、海瑠(かいる)と夏鈴(かりん)なんだけど、夏鈴は怖くていつも泣いてしまう。
それもそのはずだ。
土佐犬と山から拾ってきた(らしい)ヤマネコの一種(らしい)なのだから。
さて、餌やりの次は…
「ホントに分かってんの!?」
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