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「入鹿学園の選手の皆さんはお集まりください」
係りの人が呼んでいる。
いよいよ試合が始まるのね。
選手ではない私の方が興奮してきた。
「おい、これ」
そう言って凱君がジャケットを私に向かって放り投げた。
「おい」ってなによ、偉そうに。
いらないんだったら着て来るな。
そう思いながらも、私はジャケットを受け取った。
でも、ジャケットを脱いだ柔道着姿の凱君、これがなんとも男らしくてかっこいい！！
それだけで、許しちゃう私もまだまだ甘いかな？
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