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「ところであんたは?」
「私?私はじいちゃんの友達みたいなもんかな?」
どう答えいいのかわからず、とっさに出た答えがこれだ。
でも、他に言いようがないもん。
当然、恋人なんて関係じゃないし。
まあ、妥当なとこで、友達が一番私たちの関係にあってるかなって。
「ふーーーん」
そうよね、友達なんて言われてもわけわかんないよね。
だって年齢差軽く半世紀ぐらいあるし、自分のおじいさんにこんな交友があったなんて信じられないよね。
「でも、あんなに元気だったのにね。昨日だって・・・」
話題を変えるつもりでそう話した。
「へぇー、あんたん所に・・・」
「ねえ、じいちゃんなんで亡くなったの?」
「ああ、女ん所でさ、寿命が尽きたらしい」
「えっ?女??」
じいちゃんも女好きだったってわけ?
で、その血が孫たちにちゃんと受け継がれているっていうこと?
私だったらそんなのうれしくないけど。
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