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なーにげにっさー?
あのチャラ男さん一番可愛い系だったぬ。
前髪くくって後は胸上ぐらいまでのキレーな金髪。大方、モテすぎて困っちゃったからチャラ男やってるってとこだろうな←
あ、俺はまだ一階しか上がってません。
普通の学校と違って、次に上がる階段が廊下の向こうにしかない。
不便だねー…
んでね、走るの面倒だからゆったり歩いてるのが今の状況です☆
『…っん、ふ…う…!』
途中まで来たとこで、右側のコンピューター室ってプレートが下がってる教室から声が聴こえてきた。
おーやおや?
これはもしかしてもしかすると…
ちょっと期待を抱きながらそっと窓を開けた。
そうすると、案の定というか――
不良っぽいのがチワワみたいな小さくて可愛い子を…なめ回してた、よ、うん。
でも、チワワくんは嫌がってる感じ。
こりゃあ、暴行の場面に出くわしたってえのかな。
自分的には応援したいけど、俺を見つけたらしいチワワくんが涙目をこっちに向けて助けを求めてるんだから、助けなくちゃ駄目だろう。
俺は窓を全開にして乗り込んだ。
壬晴「やいやいやいやいやい!!そーんな可愛いチワワちゃんを無理矢理手に掛けるたあ感心しねーな、不良さんよ!」
前に見た時代劇ドラマのようなセリフを叫ぶと、不良くんは驚いたようだった。
さすがに声でかすぎたかな☆←
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