第三章

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魔界にも朝が来るのかと窓から差す朝日に驚きつつシエロは目を覚ました。 王国では魔界には朝が来ず永遠の夜が支配していると聞いていたが単なる噂だったのか。 そんなことを考えていたシエロは、部屋にきたフルールに連れられテールのもとへ向かった。 3人集まったところで修行をするため地下室へ移動した。 「今から修行を始めるが勇者…雷属性を失った原因がわかるか?」 テールの問いにシエロは悔しそうに答えた。 「ブレスレットですか。」 「それだ。誰に貰った?」 テールの問いに俯きながら答えた。 「父です………」
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