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続けてテールも言った。
「このまま魔界でくたばるのか、それとも……」
テールの声は徐々に大きくなる。
「オレ様と修行し力をつけて見返してやるのか!」
シエロは、驚いた。
会って間もない自分のことを思ってくれる。
その気持ちに応えたいと思った。
そして絶対強くなってやると決意した。
「勇者……」
どうするんだとこちらを見るテール。
「僕のことは、シエロと呼んでください。」
魔界で修行し強くなることを決心したシエロは、笑顔で握手のために手を伸ばした。
「そうか、俺のことは、テール様でいい。」
伸ばした手を無視し、様付けを要求する。
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