第三章

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朝早くに目が覚めたシエロは、城を出て剣を振った。 シエロは、弱い自分が嫌いだった。 だからよく剣を振りそんな自分を振り払おうとしている。 今日は、より強くより速く剣を振った。 その時、一枚の木の葉が舞った。 それは、まるで時が進むのが遅くなったように宙を舞っている。 シエロは、木の葉を切り裂いた。
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