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堂々と話すテールにシエロは、聞いた。
「テールは、この鏡を壊したことがあるのか?」
さっきまで堂々としていたテールは、急に静かになった。
答えないテールの代わりにフルールが答えた。
「テール君は、まだ鏡を壊せていないです……」
でもとフルールは、続けた。
「たとえ鏡が壊せなくてもテール君は、立派な魔王です。それにもう少ししたら壊せるようになります。」
フルールの言葉を聞きうれしくもあり恥ずかしくもあるテールは、頬をかいた。
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