第三章

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堂々と話すテールにシエロは、聞いた。 「テールは、この鏡を壊したことがあるのか?」 さっきまで堂々としていたテールは、急に静かになった。 答えないテールの代わりにフルールが答えた。 「テール君は、まだ鏡を壊せていないです……」 でもとフルールは、続けた。 「たとえ鏡が壊せなくてもテール君は、立派な魔王です。それにもう少ししたら壊せるようになります。」 フルールの言葉を聞きうれしくもあり恥ずかしくもあるテールは、頬をかいた。
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