第三章

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寝返りをしたフルールにびくつきながらより小声で言った。 「昔……昔だからな!フルールと寝ていた時、気付いたんだけど、あいつが寝てる時に抱いているぬいぐるみを取ると寝ながら奪い返そうとする。」 それを聞きシエロは、怪訝そうに言った。 「君は、いつもそんなことをしているのか?」 冷ややかなシエロの視線にテールは、首を振り、もうしていないと否定した。 「今のフルールからぬいぐるみを奪ったら………多分、死ぬ。」 シエロは、まさかだと思うがテールは、それを自分にさせようとしているのではないか。
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