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窓の向こうは太陽が沈みかけていた。セミも帰宅したようだった
目の前にいる幽霊?にとりあえず、王道のセリフを言ってみることに。
「この世に未練でもあるのかよ?」
『さあ?気付いてたらこの世を、さ迷っていたんですぅ』
このうざいテンションをなんとかしてほしい。
こいつは尚もしゃべり続ける
『そしてぶーらぶーら浮遊の旅をしてたら住職に成仏させられそうになったり、コンビニでおにぎり万引きして食べたりで素敵な旅をしていました!』
何を目的の旅か理解できない。
「生前何してたんだよ……」
『死ぬ前の記憶は一切失ってます。はい。』
しかしこれがほんとなら俺は壮絶な生活になるかもしれない……
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