あいつ

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「俺、お前をなんて呼べばいいの?」 『名前なんて多分忘れたですう』 「じゃあ幽霊な。」 そのまんまですね。はい。 『もっと可愛いくできないの?』 ちょっと不機嫌そうに尋ねてくる 「じゃあ...幽霊のゆうでいいじゃん!」 ちょっと単純だが理由はそれだけじゃなく、なんかそう呼ばなきゃいけない気がした... なんだこの不思議な感覚は... 『いいねそれ!なんかしっくりする!』 ....こいつも単純だ。 こいつはとりあえず、ゆうで片付いた。 もう8時を回っていた。いつもこの時間帯は暇だ...テレビも良いのやってないし
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