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悩んだあげく好奇心に負けた俺はボタンを押し、出てしまった。 思えばこの時が始まりだったのかな…… 恐らくこの時シカトしていれば平凡な毎日だったであろう。 「もしもし…?」 『よっ!』 「誰で…」 ガチャ! そして電話は一方的に切られてしまった なんだよイタズラか… それに、よっ!って何? しかし声は可愛いかったな…… 真夏のアスファルトのど真ん中で俺は、一人でにやけていた ママチャリに乗ったおばさんに変な目で見られたのは言うまでもない。
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