~中学生編~

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俺となっちゃんは常に一緒に行動した。 クラスは別だったが休み時間にはある所に集合した。 俺の中学は校舎の裏にちょっとした林があった。 俺達はそこを「裏山」と呼び、溜まり場にしていた。 たばこを吸う絶好の場所だったのだ。 「かずやぁ、なんかないのー?」 「なーんもないわ。おもろいことやりたいなぁ」 俺達は何か不満をもって中学生活を送っていた。 何か刺激が欲しい。 ただ毎日をのんびり過ごすのに不満を感じていたのだ。 真面目な学生なら勉強すればいい。俺達は真面目じゃないからなにか楽しい事がしたい。 ほんと何かが足りないのだ。 俺達2人は学年を仕切るぐらいの力があった。 いやそんな力があったのはなっちゃんか(笑) 俺は正直、喧嘩などあまり強くない。 たまに他校の奴らと喧嘩したりしたのだがあまり役にたった事がないのだ。 それでも一緒にいるおかげで回りからは一目置かれていた。 俺って別に強くないんだよ(笑)仲がいいだけ(笑)
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