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「母さん、この学校に行きたいんだ!」
俺は母さんにある学校のパンフレットを見せながら言った。
「ん~?どれどれ・・・って、男子高じゃない。」
母さんはパンフレットを手に取りパラパラとめくった後に俺の目を見て言う。
「そうだよ、その男子高に行きたいんだ!!」
「・・・・どうせ、生でBLが見たいとか言うんじゃないでしょうね・・・・・?」
母さんは笑った。
・・・目は笑っていませんでしたが。
「・・・そうだ!俺は生でみたいんだよ!!母さんもわかるだろう?イケメンで強引な生徒会長、クールで鬼畜デスっ!って感じの副会長。・・・学校に1人はいる、姫的な存在の受けの男子生徒君・・・そんな生徒たちのいる学校へ行ってみたいではないかっ!!」
「っ・・・!わ、わかるわよっ・・!!私だって男だったら男子高に行きたかったわよ!!うーん・・・わかった。
行って来てもいいわよ。学力のほうも問題ナシでしょ?私の相談ナシで学校の先生と話きめちゃってるんだろうし・・・」
「・・・母さん・・・ありがとうございます!!」
「いいのよ、お父さんには私から言っておくから・・・。あ、」
「ん?何・・母さん」
母さんは何かを思い出したかのようにこう言った。
「報告のほうよろしくね。」
「・・・わかった!母さんの仕事のネタにするんだろ?」
「えぇ・・そうよ。ネタが豊富なとこに行くんですから当たり前ですよ。月一・・・程度での報告でお願い。何かの展開があればすぐに報告!」
「わ、わかりましたー!!」
そう、母さんはBL小説を書いている作家さんなんです。
まぁ、とにかくこの学園に行けることが決まった!
フフフ・・・俺の、俺のウキウキワクワク学園生活よ・・待ってろォォ!!!
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