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さて、今俺は寮のエントランスにいます。
なんかね、今から部屋割の発表らしいのさ。
そのおかげか周りはガヤガヤとしている。
俺は、頭の中がガヤガヤしてるぜっ!妄想でな!
「みな、静かにっ!!」
先輩であろうと人が大声でそう言った。
「今から部屋割の表を渡す!1人ずつ受け取れ!!」
それから、俺は部屋割の表を受け取りながら思った。
・・・あの人は寮長なんだろうか。
「みな、受け取ったな?・・・ゴホンッ!俺は、ここの寮長である早乙女麟(サオトメリン)だ!何かあったら俺に言え!・・・以上」
・・・・あらー
寮長さんは・・・俺が見る限りでは誘い受けだ!
ってことはおいといて。
俺の部屋は・・・確か・・・・
509だな・・・。
指定されている部屋の階・・・5階まで上がった。
「・・・ここだな?」
部屋の鍵・・・カードキーを使って部屋に入った。
すると、
「あ!僕と同室のかたですか??」
「へっ・・・・あ、あぁ!そうみたいだね。」
・・・・なんなんだ!このかわいらしい小動物は!!
背がちっさくて、目がおっきくてクリクリしていて・・・・・ってことは、受けか!!
「ぼ、僕・・奈名瀬悠太(ナナセユウタ)、よろしくね。」
「奈名瀬君か・・・よろしくな!」
なんと、なんと・・・
俺の同室者はかわいらしい子でした。
これはー・・・イイネタが仕入れることができますなぁ
でだな、今・・食堂に来ているんだがー・・・
「ねぇ、君・・・俺と今夜遊ばない?」
「コイツよりも俺と遊ぼうよ?」
・・・などと悠太に声をかけてくる生徒が多いこと。
一緒にいることが、だんだんつらくなってくるね・・・コレ。
すると・・・
「あ、あのっ・・・!!」
「ん??」
いきなり声をかけられた俺。
「今夜・・・空いてますか?」
「へ・・・??」
「あ!抜け駆けなんてズルイ!!」
い、いきなりなんだ!!
俺にケンカでも売るつもりか!!
こうして、俺と悠太は周りに囲まれた状態になってしまった。
それから、なんとかその集団(←笑)を回避してご飯を食べた。
・・・が、俺はそこで思いついた。
こういう感じにだと普通は生徒会が登場して、「キャァァァ!!」があるはずだ!
それが・・・・まったくなかった!!
俺は、その日の晩
母さんに今日の出来事をメールして寝た
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