彼の優しさ

4/8
前へ
/8ページ
次へ
「なっ…!」 店主は顔を赤くした。 なんと、マユは軍服のネクタイを緩め、シャツのボタンをはずし始めたのだ。 マユはボタンを自分の胸が若干見える部分まではずした。 マユの胸は大きいほうだ。 少し屈んだだけでも、谷間が見えるのだ。 「これでもまけてくれないんですか?」 「し、しかし…。」 それでもまけられないと言うので、マユは店主の首に腕を回した。 胸は店主の胸元に当たっていた。 「ね?いいでしょう?」 「ブッ!」 店主は耐えきれなかったのか、鼻血を出した。 ハルカは後ろを向いて笑いを堪えている。 「(いやらしいな…。)」 「わ、分かりました。1000ゼニー、いや、500ゼニーにまけましょう。」 「ありがとうございます!嬉しいです!」 マユは嬉しくなり、店主の首から腕をはずした。 「総帥!5000ゼニーを500ゼニーにまけて貰いました!」 「よくやった。」 喜ぶ二人をよそに、店主は鼻血を出してボーっとしていた。 「(マユ様の胸…、大きかった…。それに…改まって見ると美人だ…。こんな美人なお方を持った総帥が…、羨ましい…。)」 ただの変態親父になっていた…。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加