彼の優しさ

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二人は会計を済ませ、武器屋を出た。 「もう!あたしにイヤらしいことさせるの止めてください!恥ずかしかったんですよ!」 すっかり服装を整えたマユがハルカに言った。 「そうか?結構本気だったみたいだが…?それにしても、マユにあんな色気があったとはな…。」 ハルカはマユの後ろに回り、片手でマユの胸を触った。 「キャッ!!もう、止めてください!」 マユはハルカの手を払いのけようとしたが、先ほど買った武器を持っているため、払うことが出来なかった。 「ククク…。ほら、早く次行くぞ…。」 「もう…。」 二人は食べ物を買いに、食べ物市場に行った。 そこで二人は、大量の肉と魚、そして野菜と果物を買い、残金は残り少なくなった。 「いい買い物しましたね。」 「ああ。」 二人は噴水がある広場で休憩をしていた。 「もう所持金が少ない…。食べ物買いすぎちゃいましたね。」 「そうだな…。さて、帰るか。」 ハルカはそう言って立ち上がった。 「はい……っあ!」 袋に入っていたリンゴが一個落ちてしまった。 「総帥!あたし、取ってきます!」 「あ、おい!」 ハルカの制止を無視し、マユは走り出した。
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