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彼の口の動きに合わせて、血の飛び散る音と肉のすり潰れる音が混ざり合う。
『くっ…。』
山之内は目をギュッと瞑って顔を背けた。
地獄絵図。
恋人の頭を貪り食う男の姿は、もはや悪魔にしか見えなかった。
クチャ…ヌチャ…ズルズル。
『…ぐふっ。』
あっという間に完食した陽助は、骨だけになった頭部を脇に置くと、まだ物足りないのか、今度は彼女の胴体をうっとりと眺めていた。
…。
…ズブッ。
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