01、ノンフィクション

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「てめぇらいい加減にしやがれ!」 吉田洋間は、柏木栞を傷つけたからキレていた。 普段、温厚だが怒ると恐ろしい 止めろ!殺される!と言いたいが声が出ない するとどこからか ダーン と長い銃声が聞こえた。 1番前の兵士の頭がミンチなぐらい飛んでいた。 続けてダーンダーンと二発の銃声が聞こえた。 スナイパー? 「君達!こっち」 と同い年くらいの少年が路地で手招きしていた。 訳がわからないが味方のようだ 少年は、兵士に発砲しつつ逃げ出した。 少年の背中には、悲しみが見えた。
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