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「あの変態科学者、今何処に雲隠れしているんだ?」
雷は花音に李音博士の居場所を尋ねる。
「トップグラウンド(地上)にいるわ」
ジッと雷を見て花音は答える。
「トップグラウンドだと!?
この荒れ果てた地上でどうやって生活してるんだ?」
噂ではあるが、荒れ果て人が住める状態ではない事を聞いていた雷は驚きを隠せない。
「……わからないわ。
父は地球防衛軍を脱退して、直ぐにアンダーグランド(地下)から出て行ってしまったから」
花音は首を横に振り、困惑している。
「音信不通って事か?」
花音の話を聞き、大地は眉間にしわを寄せた。
「あたしは火野司令官の許可をもらって父に会いに行っていたから居場所はわかるの」
花音は困惑したような表情で答えた。
「それなら李音博士のところに連れて行ってくれ、花音ちゃん!」
熱くなってる雷は花音に悲願する。
「花音がBlue Earthから出る事は許可できない」
花音の方に手を置き火野は花音の出動を拒む。
「何故です?
今地球の命運がかかってるんでよ!」
火野の言葉に雷は反論する。
「我が軍も壊滅的打撃を受けた。
隊員達の回復を頼みたい」
壊滅した施設内をぐるりと見渡し火野は言う。
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