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「……確かに、李音博士は我々を避けているのは事実だな」
李音博士のここを去った動機わ知っている火野は、複雑な顔している。
「弱気になってんじゃねぇよ。
李音博士に会わないと通信機が貰えない」
マイナス思考な三人に、大地は苛立ちを感じている。
「危険を侵してまで行って会えなかったらどうするんだよ?」
顔をあげ雷は大地をジッと見た。
「極端な話、トップグラウンドもアンダーグラウンド救えないって事になる」
大地もジッと雷を見つめ返した。
「結論から言うとそうだな」
火野はコクリと頷く。
「けどそれじゃ、何の解決策にもならないだろうが」
腕組みをし、大地は深く息を吐いた。
「じゃあ、どうするんだよ?」
ムキになっている雷は大地に詰め寄る。
「会える可能性があるなら行動するのがベストな選択だと思うぞ。
何もしないんじゃ何も結果はでないんだからな」
腕を解き、大地は決心したように言う。
「僕達は地球防衛軍は地球を守るのが我が使命」
ゆっくりと雷は花音の方を向いた。
「雷の言う通りだ。
地球を守れなかったら意味がない。
だから花音、力をかしてほしい」
大地は花音の方を向いて、頭を下げる。
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