序章。

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西暦3×××年。 地球は滅んではいなかった。 正確にいうと辛うじて滅んでなかった。 環境汚染の影響で地球上は、草木は枯れ果て水は濁り常に闇に覆われていた。 時折、気まぐれに太陽が顔をだす程度で光は殆ど遮断されていた。 荒れ果てたこの地に生きる希望を持てなくなってしまった人々は、まだ汚染されていない地下深くに都市を作った。 この都市は、科学が発展し人工的に綺麗な空気や水、光を作り出す事に成功した。 そして、地上に朝と夜があった頃と同じような環境を作り出していた。 人々は殆ど地下へ住家を移した。 少数派ではあったが、地上へそのまま残った者もいた。 『二度と同じ過ちを繰り返さない』 そう誓った人々の中から地球を守る組織・地球防衛軍『Blue Earth』(ブルー アース)が誕生した。
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