母親「生存フラグ? 何よそれ、おいしいの?」

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「そう言えば、お兄さんは魔法とか使えるんですか?」  脚の大半を地面に擦り付けて移動しながら、騎士さんに尋ねてみる。ちなみに、良い返事など最初から期待してない。暇潰しだ。 「お前にお兄さんと呼ばれる筋合いはないっ!」  ほらな。 「せっかくボケたんだから反応ぐらいしてくれよ。ていうか知らねえのか? 騎士になるには最低限、中級以上の魔法が使えなくてはならない。はいこれ常識」  ほう、やはり頼りになりそうだ。そのままの流れで俺を擁護するようお願いしたら踵落としの勢いで背中を蹴られた。いい加減この暴力ネタ飽きてきたぞ。  痛いから止めろと言ったらグリグリされるだろうから、実験も兼ねて言ってみた。 「死ね」  一本背負いされた。そこまでする必要はないだろうに。 「お前が死ねwwwwwwwwwwwwwwww息wwwでwwwwwきwwwwwなwwwwwwいwwwwwwwwwwwwwwww……げほっ、ぉほっ」  マジ死ぬ。苦しい……のからは噎せている内に解放されてきたが、恨みは消えない。マジ死ね。 「すまないな、つい」 「『つい(キリッ』じゃねえよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwコロ助か!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」  笑い事じゃないわ。自分で笑っといて何だけども。  というかやっぱり「そうナリよー」は来ないのね。世界違いますしおすし。
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