伝わるキス

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薄暗い廊下の先頭を彼が歩く。 その先には溢れんばかりの光の洪水。 そして、会場に姿を現せば割れんばかりの歓声と集まる視線。 凌は少し目を細め会場を見渡した。 「なんか、いいね」 「・・・・・・やっぱ、緊張ってしたことねぇだろ」 琢磨の声に凌は答えることなく少しだけ微笑んでコートに足を進めた。 .
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