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「ねぇ、鳴海先輩って今度は真咲さん?」
「ほら、だってマネージャーだし」
「あぁ、なるほどね」
なんて声に真由美はムッとして。
「二人はちゃんと付き合ってるのっ!今までの鳴海先輩とは違うんだからっ!」
その声に「どういうこと?」
「何が違うの?!」と詰め寄られる嵌めに。
だから、
「えぇい!皆の者そこに直れ!!説明してやろうじゃないかっ」
机の上にふんぞり返って、得意満面な真由美の姿。
その状況に、
「こんのおしゃべり猿っ!馬に蹴られて死んでしまえ!」
「あたっ!」
思いっきりコータに殴られて。
「なにすんだよっ!あたしはみんなの誤解を解こうと」
「それが余計なお世話なんだよっ、猿!」
「むっきー!!」
「ほれ、屋上行くぞ!弁当持て!」
「な、なんで?!」
真由美はコータに引きずられてお弁当片手に教室を去っていった。
「・・・・・・どうなってるの?」
そんな声を置き去りにして。
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