もっと・君に伝えて・・・<キスよりもっと>

18/61
前へ
/584ページ
次へ
美穂が連れて行かれた学食はやはり3年生ばかりで・・・・・・。 「何食べる?」 しかも隣にいるのが彼だから向けられる視線が痛くて仕方ない。 「えと、あたしは――」 「僕と一緒でいい?」 「ちょっ、お金は」 そういったときにはもうボタンは押された後で。 「もしかしてしょうが焼きって嫌いだった?」 「そうじゃなくて!これっ、お金」 財布からお金を取り出そうとすると、「いいよ」なんて軽く返ってくる。 「よくないです!前にもおごってもらったし――」 「なら、俺にもお弁当作って」 「えっ?」 .
/584ページ

最初のコメントを投稿しよう!

34026人が本棚に入れています
本棚に追加