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「アレが鳴海君の新しい彼女?」
「普通じゃない?」
「マネージャーだって」
「そこから近寄ったんだ」
「彼女は何日かしらね?」
聞こえるギリギリの声には悪意しか感じない。
こんな状況はなんとなく想像してたけど、実際その場にいるにはつらくて・・・・・・。
「耳障りだわ。言い返さないの?」
そう口にしたのは手塚。
「そうだね」
小さく息を吐いて立ち上がったのは凌――
「せ、先輩?」
心配そうに見上げる美穂に「大丈夫だから」と優しく微笑んで、その表情を冷たいものに変えていった。
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