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「・・・・・・公衆わいせつ罪で捕まりますよ?」
「君と一緒ならどこにでも行くよ」
「――もうっ!」
怒ってみても顔が赤いのは隠しようがなく、
「こんなことで照れるなんて可愛いね」
「照れてません!」
「もっと、進んだらどんな顔するんだろう」
「――はい?!」
驚いて見上げれば、この上なく素晴らしい笑顔で・・・・・・。
「その時が楽しみだね」
なんて口にするから――
「――せ、先輩の変態っ!!」
「どうして?普通の高校生男子の発想じゃない?」
「し、知りませんっ!!」
夕日に照らされた二人の影はくっついたり、離れたり。
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