もっと・君に伝えて・・・<キスよりもっと>

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ダンッ! ガコーンッ――・・・・・ ボールはゴールから外れて・・・・・・ 「くそっ!」 琢磨の悔しそうな声が体育館から聞こえる。 他の部員達よりも早めに出てきているレギュラーたち。 「うん、琢磨もう少し踏み切り位置を半歩前にしてみようか」 「っつーかな、実践でこんなのっ」 「やるよ」 その声に歯向かえるものは無く、続く朝練。 「昨日よりは形になってるけど、まだまだね」 「あ、手塚先輩」 「おはよ」 その声に美穂も「おはようございます」と返して。 「じゃ、あたし達も働きますか」 そして、また一日が始まった。 .
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