もっと・君に伝えて・・・<キスよりもっと>

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「ねぇ、美穂」 「は、はい」 彼に名前を呼ばれると、異常に心臓が震えてしまう。 「俺に目標を頂戴」 「・・・・・・も、くひょう?」 意味の分からない言葉を繰り返すと、彼は「うん」と頷く。 「それがあれば、やれるから」 意味は分からないけど、彼がやる気になってくれるなら―― 美穂はコクンと頷く。 「あのね」 ザザーッと波が押し寄せる。 .
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