もっと・君に伝えて・・・<キスよりもっと>

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「なら言って」 「えっ?」 「『勝て』って言って」 「・・・・・・勝って」 その気持ちは偽りじゃない。 だけど、 「うん、勝つよ。『優勝』するために」 「――やっ、だからっ」 「忘れないで、美穂」 「やんっ」 彼女に耳元に唇を寄せて。 そのくすぐったさに身を捩る。 耳元で聞こえるクスリという笑い声。 .
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