-私の秘密-

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気になって仕方ないのに 結局言い出せないまま あたしと永井は店を出た。 家まで送ってもらって 一緒に初詣に行く約束をして別れた。 「「祐理ぃー!! おかえり!あいつに食われなかったか!!」」 食われる? 『『祐稀?』』 「「ぎゃー母さん 祐理には手出さないから! それ以上叩かないでくれぇ」」 うるさくなりそうだ。 お父さん 早く帰ってきて。 お兄ちゃん黙らせて。 あの優しかった兄が こんな変態へと変貌をとげるだなんて。 母の話によると 兄のマンションの部屋は大量のゲームやマンガ、18禁向けなどがあふれかえっており、 立派?なオタクと化したとか。 "しばらく兄に近づかないようにしなさい" とまで忠告があった。 いつになったら 平和で穏やかな生活が送れるようになるのだろう。 .
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