-私の秘密-

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『すごい熱だね~ これじゃあ初詣どころじゃないわ』 「…」 『家誰もいないんだー。 鍵開いてたから勝手にはいっちゃった』 「………」 『…いい加減出てきたら?』 布団をかぶったまま顔を合わせられない。 引いた? 幻滅した? 馬鹿にする? …怖い 怖いよ。 『じゃあ俺も入ってい?』 「………!?」 布団を少しめくって足を入れてきた。 ちょっ 何やってんの!? 『あーあったかいっ 雪すごくてさ~外寒かったんだ』 あれ? なんか永井… 全然普通じゃない…? 『それにしてもすげぇな~このベッド』 きっきた… 『こんなの初めてみたわ~アニメの世界にきたみたいっ わっほーい これ楽し~』 そう言ってぴょんぴょん跳ねはじめた永井。 ちょっ ゆれるゆれる 『こーいうベッドで寝るの夢だったんだよな~ いいなー植木』 は!? 「…ひっひかないの…? あたしのこと」 『ん?なんで?』 「あたし…全然こんなキャラじゃないのに」 『知ってたよ。俺。 なんとなく気付いてた。』 .
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