-私の秘密-

40/57
前へ
/91ページ
次へ
『なんか隠してるな~って思ってたけど、 元々クラスの中の植木は なんか無理してる感じしてたし、 本当は違う感じの人なのかもって』 「うそ…」 『完璧な作り笑いも、 俺には通用しないぜ? 部屋開けたときはさすがに驚いたけど 別に引いたりなんてしないよ~ むしろホントの植木みれて嬉しい』 布団から少し顔を出すと あたしの大好きなかわいい永井がいた。 少し赤くなってはにかむ永井は 今までみた中で一番カッコよくて 知らない間に涙がこぼれていた。 わかってくれた。 引かないであたしを受け入れてくれた。 永井は最強だ。 絶対かなわない。 あたしは "一生彼にはかなわない" と思った。 .
/91ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加