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コンコンっ
『はいっできたよ~
祐理朝ご飯食べてないみたいだったから』
ほかほかと湯気がたってる鍋の中には
真っ白なお粥がみえる。
「いま…"祐理"って…」
『うん?だめ?…』
かっかわいい…
「いぃ…ょ」
てっ照れるなあたし!
『真っ赤。
1人で食べれる?』
「うん。ありがと」
永井ってお粥作れるんだ。
『どういたしましてっ
あーあ。祐理と初詣行きたかったな』
「ごめん…」
『いいよ。寝顔見れたし~』
「……!?」
『ごめん~写メっちゃった』
そういって携帯を出す。
「え!?ちょっ…消して!」
『だーめっ』
うっ…だからその顔に弱いんだって…
わかっててやってる?もしかして。
『ほらっお粥さめるよ』
「…ぁ…ぅん。」
なんか元気でてきたかも。あんなにだるかったのにね。
『『ただいま~』』
「あっお母さん」
『お、帰ってこられたか。
お兄さんまだいるの?』
「残念ながらね。」
ダダダダっ
バン!
「「祐理!!玄関にあった男物の靴は誰のだ!!」」
『あ、俺のです』
「「きっ貴様!!俺の祐理に…『『あら、永井くんじゃない!いらっしゃい~
祐稀、部屋にもどりなさい』』
お母さん、お兄ちゃんみた瞬間目の色変えて追い出すんだから。
なんだか面白い。
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