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「あのっ永井…『『永井先輩ー!!』』
え?
あぁ…。予想どおり。
一瞬にして１年の女子に囲まれる永井。
ここ居づらい。
『ちょっ祐理待てよっ』
後ろから聞こえる永井の声を
聞こえないフリして教室に向かう。
なんてかわいくないんだろう。
ああー胸がズキズキ痛む。
教室に入ると
女子がみんなして永井の机を囲っているのが目に入った。
あんな密度高いとこ絶対無理。
どさくさに紛れて机の中にしのばせようと思ったが
なんだかむなしくなってやめた。
なんでなんだろう。
松村くんのときもそうだった。
いつももやもやして、中途半端。
やっぱり恋愛なんてあたしには向かないのかな。
静かに席に座ると
机の中に入ってた不自然な手紙をみつけた。
真っ白な封筒
まわりには何も書いてない。
何…これ。
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