-私の秘密-

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「雅斗ぉ………うぅ…グスっ …好き…あたしも…」 『祐理…』 永井はあたしのぐちゃぐちゃになった髪を手櫛で整えてくれて いつかのように泣き止むまで抱きしめていてくれた。 ちゃんと"好き"って伝えてれば こんなことにはならなかったのかな? あたしが素直になっていれば永井を傷つけることなかったのかな? ぐちゃぐちゃで包装や紙袋からもはみ出ているチョコレートを見つけて 永井は"これもらっていい?"と聞いてきた。 "包装が祐理らしいね" と誉めてくれた。 だけどやっぱりちゃんとしたの渡したくて、 "来年ちゃんとしたの渡すから" と約束した。 .
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