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その放課後、クラスではみんな度の部活に入部するか話している。
俺は【例の部活】への溢れ出しそうな興味を抑え、
騒がしい音の教室を1人出た。
新しい街に来て2週間。
俺はまだ街には出てなかったから、
買い物ついでに見に行くことにした。
俺は下宿で暮らしてるんだけど、
街に慣れて来なって、ご飯係のおばさんにおつかいを頼まれた。
俺はスーパーに行って頼まれた食材を買ってから、街を探索に行った。
「あっ、白菜買ってねぇや。あとで行くか。」
左右には様々な店が立ち並ぶ。
路地裏にもいっぱいに。
いろんな音が聞こえる。
車の音が、人の声が、足音が、
アコギの音が、信号の音が、
風の声が、鳥の声が、空の音が。
これが俺の求めたものなんだ。
俺は少しだけ音に沈んでいた。
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