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「病院行こうよ!!
我慢出来ないよ!!
救急車呼ぶから!」
📱を弄り始めた息子に
「良いって💦
保険証なくて、病院行ったら幾ら掛かると思ってんの!!」
「そんな事言ってる場合じゃねぇべ‼」
「ムリだって!」
本当は、この痛みを消してくれるなら、どこでも行きたいよ。
でもお金の事を考えると…
やっぱりムリ💦
朝になれば、どうにかなる!
痛みと戦いながら、漠然と思っていた。
後少しの辛抱
もう死にたいよ~
殺してくれ~
キレる息子
私が死にたいって言うのが、一番嫌いだから。
もう、お互い喧嘩越しの痛みとの戦いだ。
そして、何気なく時計を見ると、既に9時半を回っていた。
朝が来たのに、治ってない。
更に、吐き気が止まらない。
遂に、観念した私
「じいちゃんに電話して…
じいちゃんにお金借りよう。」
年老いた親に心配かけたくなかったけど、もう背に腹は代えられない所まで来ていた。
「うん」
やっと、この生き地獄から解放されると息子も思ったのだろう。
急いで📱を入れる。
私の急を知らせると、今から直ぐ持って来てくれるとの事。
でも、この時間どんなに急いでも1時間以上は掛かる。
もう少し…
もう少し…
我慢しなきゃ
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