4人が本棚に入れています
本棚に追加
コージは険しい顔つきで、辺りを凝視する。
もう駄目かと諦めそうになったとき、おぼろげなから灯りが見えた気がした。
それはどうやら人工の光のようで、目の前には大きな建物が影を落としていた。
道を間違えてしまったのだろうか。
突き当たりに建物があるだけで道は行き止まりとなっていた。
違和感はあった。
たしかに吹雪きで視界は悪かったが、道を間違えた記憶はない。
いや、この際都合がいい。
雪が落ち着くまで休ませてもらおう。
最初のコメントを投稿しよう!