遭遇

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密かに巻き返しを狙う桐谷の前に忽然と現れたのは、そんな現状を打破する起爆剤として、補って余りあり過ぎるほでの魅力を備えた宝石、そんな気が沸き起こってきた。 「すみません、ちょっとよろしいですかね」 背後からそっと、穏やかな口調ながら意志の強さを誇示するかのように、声を掛けた。
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