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優を避けるようになって、 小澤さんに絵を描いてもらうように頼んで、 久しぶりに変わってきたことがある。 起きるのがつらい。 今までも、良くなって、悪くなっての繰り返しだったけど、今回のは、どうしようもなく、つらい。 「俺、死ぬのかな」 たった一人の部屋でそんな事呟いても、壁に吸い込まれるだけで…。 ほんとに…本当に、 死んでしまうかもしれない。 優に謝んなくちゃ… 応援、してあげなくちゃ… そう思ったら、急がなくちゃいけない気がして、クラクラする頭を押さえて、起き上がって、メモにボールペンを滑らした。 「楓、「診察、でしょ?」 書き終わった頃、優が入ってきた。 これと、小澤さんの絵が出来るまでは、死ねないから。 「最近、どうだった?」 「起きるのが、つらい時とか、増えたかも…」 やっぱり、という顔をした優は、いつもと違って、かっこよくなくて、情けない顔をしていた。
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