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もしかしたら…んん、絶対。 優はわかってるんだ、 俺が、もうすぐいなくなること。 「楓、本当に外いかなくていい?」 「いいんだよ、もう」 そう少し冷たく言えば、 優は情けない顔のまま出ていった。 普通にしてたらかっこいいのに。 と思いながらもベットの横に放置していたギターを手に取り、適当にひいた。 気付けば夜になっていて怒られた。 そうやって改めて気付いたんだ。 親さえも滅多に来ない俺を 一番考えてくれてる人が優で、 俺にとっても一番大切なのは 親より、自分より、優だということに。
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