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「今日は難しくない」
「そう?」
「絶対」
真剣な顔して頷く優はすごくかっこいいのに可愛くて…。
「わかった。でも俺の話先に聞いて?」
「お、おねだりか?何?」
ねだってもいいなら、ずっと前からねだってるさ。
「好きだよ、優」
急にどうした?とでも言いたそうな顔をする優。
もう一歩踏み出してみる。
「本気だからね」
言ってから後悔した。
俺は、一回フラれてるんだぞ。
それに、優には…。
「…ごめん…」
『理斗くんがいるから』
わかっていた事じゃないか。
「……」
「…楓、外出許可、出たんだけど…」
「どこにも行きたくない」
全てから逃げるように布団にもぐった。
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