~じゅんす編~

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ピンポーン。 (は~い) ガチャ。 「隣に引っ越してきた、山田です」 ―――――山田 翔子。 親の仕事の都合で韓国に引っ越して来た 高校3年生。 「これ、つまらない物ですが」 「あら~ありがとうね。」 「いえ。」 お隣のお家は"キムさん"のお宅。 翔子はあの、韓国No.1の人気を誇るアイドルグループの 1人がここに、住んでることを知らなかった。 「立派な娘さんね、アタシの息子とは大違いね~」 「息子さんがいるんですか」 「二卵生の」 「そうなんですか…今度見にきてもよろしいですか」 「いつでも来なさい」 「はい、でわ失礼します」 翔子は自分の家に帰ってしまった。 「母さんただいま~」 「じゅんすー。さっきね、お隣の人が来たわよ。日本から来た子」 じゅんすママは自分子みたいな言い方でじゅんすに翔子の事を話す。 「礼儀正しい子で、見た目はクールなんだけど、笑うと可愛いのよ」 「そうなんだ」 じゅんすは興味なさそうな顔をして、自分 の部屋に戻った。 「あら~……」 バタン。 女の子か~。 今度、見に行ってみようかな… じゅんすはベッドに深く沈み眠りについた 二卵生なのか~。 翔子は自分の部屋で韓国語の勉強をしていた。 二卵生って事は似てないって事だよね。 どんな人なんだろう。 楽しみだな~。 翔子はクスクスと笑いながら勉強を続けた。
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