~じゅんす編~

3/9
前へ
/9ページ
次へ
今日は久しぶりの休み。 じゅんすは一人で川沿いを歩いていた。 すると一人の女の子が周りをキョロキョロしながら 立っていた。 じゅんすは女の子に声をかけた。 「オトッケ ヘソ?」 女の子は首をかしげた。 どうやら日本人だったらしい 「どうしたの?」 「道に迷ったみたいで……」 「どこまで行くの?」 「ユニクロに行きたいんですけど…」 「僕が連れてってあげるよ」 じゅんすは女の子と手繋いで歩き始めた 女の子の見た目はクールで、 笑うと可愛い。 日本人ってみんなこうなのか……? じゅんすは自分より小さい女の子を見下ろすようにみていた。 じゅんすは女の子にひかれたようだ。 「ここだよ」 「ありがとございます」 「あ、待って。僕もついて行くよ。通訳が必要でしょ」 「……ありがとございます」 2人はお店に入って行った。 「今日はありがとございます。」 「いいよ別に」 じゅんすは女の子に笑顔を見せた。 女の子はなぜか胸の辺りの服をギュッとつかんだ。 女の子もじゅんすに恋をしたらしい。 「じゃあ、またいつかね」 「はい、ありがとございました」 じゅんすは、女の子を置いて帰ってしまった。 あの人……すごく優しくて、サングラスかけててよく見えなかった。 けど…かっこよかったな~。 意外に笑ったとこが可愛かったし。 女の子はクスクス笑いながら、家に帰って行った。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加