~じゅんす編~

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「翔子!早く起きなさいよ」 「は~い」 今日から新しい学校。 って言っても、日本人ばかりの学校に行くんだけどね。 「行ってきまーす」 翔子はいきよいよく、家を飛び出し自転車にまたがり走りだした。 翔子は地図に書いてあるままに進んだ。 だが、迷ってしまった。 そこに謎の男性が翔子に近寄って来た。 「お嬢さん1人?」 何を喋ってるのか分からず。 翔子は男を見ていた。 「ちょっとおじさんと遊ばない?」 翔子は変な予感がし、 その場から逃げようと、自転車にまたがるが。 男に腕を掴まれ、前に進めなかった。 「何ですか。もしかして変人ですか」 男は翔子が言った事が分からず。 首をかしげた。 「日本人らしいね。とりあえず、着いて来なよ」 男は無理やり翔子を連れて行こうとした 「や、やめて!」 翔子は必死に抵抗した。 しかし、男には叶わなかった。 『彼女から離れろ!』 男は吹き飛ばされ、男は地面に叩きつけられた。 「行くぞ」 助けに来たのはじゅんすだった。 たまたま、この道を通りかかったらしいのだ。 「ありがとございます…」 「いいよ。怪我がなくてよかったよ」 じゅんすは翔子が乗っていた自転車を押しながら歩いていた。 「また迷子?」 「はい……」 「送るよ!で次はどこに?」 じゅんすは翔子を自転車の後ろに乗せ 自転車をこぎ始めた。 「日本人が多く通ってる学校に…」 「あれ?高校生だったの!」 じゅんすは驚いていた。 「すごくクールだったから、大人の女性だと思ってたよ」 「クールに…見えますか………?」 「うん」
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