~じゅんす編~

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コンコン…ガチャ 「こんにち、は……え!?」 「え?」 翔子の家に来ていたのは ジュンスだった。 「嘘…隣の家の双子って、」 「……、え…っと」 翔子とじゅんすはありえない展開に戸惑っていた。 「じゅんすです。覚えていますかー」 「はい…助けてくれた……」 翔子とじゅんすは緊張のあまり、うまく喋れない。 嘘…。 何で、あの人が隣の家に。 ヤバい、何か緊張して何話していいか。 分かんないよ。 「前から、聞きたかったんだけどー、名前は?」 「翔子」 「いい名前だね」 翔子はじゅんすの笑顔に緊張しすぎて、言葉が出なくなった。 「じゃあ僕はこれで」 「まだ入ればいいのに~」 「お邪魔しました。また来ます」 じゅんすは頭を下げて家から出て行った も、もっと翔子ちゃんと話したかった。 けど、 明日から、いつでも話せる。 うきゃきゃん。嬉い~。 「こら、ニヤケてんじゃない」 「うわ、兄さん!」 「良いことあったんだろ」 ズキッ。 「何でもいいじゃ~ん」 じゅんすはスキップしながら家に 帰っていった。
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