~じゅんす編~

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はぁ~何を作ればイイんだろう。 3時になるから、お菓子でも作ればイイかなぁ。 じゃあ、ケーキにでもしようかな。 「ジュンちゃんは甘いの好き?」 「好きぃぃ~」 そっかぁ。じゃあアタシが一番好きな奴を作ろうかな。 ん~と、りんごとサクランボと…ブドウがあるから、3種類のタルト作ろ。 「ジュンちゃんは、フルーツ好き?」 「だぁい好き」 なら良かった。 ゼラチンあったかなぁ~。 「あっっ!!!!」 ない…どうしよう。 「どうしたの~」 「ゼラチンがないの~」 これじゃあ、フルーツが落ちちゃうよ。 「僕買ってくるよ!」 「え~、イイの?」 「うん☆」 「ありがとう」 ジュンスは財布を持ってスーパーに向かった。 「韓国の人って本当に優しい」 早く作らなきゃ!! 「ただいまぁ、買ってきたよ☆」 「あっ!!!!お帰り。丁度よかった」 「はい」 「ありがとう」 3種類のタルト、絶対に美味しい。 「できた、あとは少し冷やす」 「えぇ~」 「3分だから、ちょっと待って」 その間にお茶でも、準備しておこう。 「紅茶~」 茶葉どこに、置いたっけ…。 そうだった、アタシの部屋に置きっぱなしだった。 「ちょっと待ってて~」 「…うん」 どれにしようかなぁ。 ストレートにしようかな。 『翔子。お湯沸いてるよ~』 「えっ」 ミルクティーにしよ。 「ハイハイハイ…」 ガチャ。 「よし、食べようか」 「うきゃきゃん☆食べよう、食べよう」 うはぁぁあ。 うきゃきゃんとか可愛すぎなんやけど。 もう、ヤバい。 ドキドキしすぎて死にそう。
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